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ブラのコンのミーのハー。

やさしいズのやさ市議会 議事録(#やさ恋編)

やさしいズが原則毎週土曜日の22時からYouTubeで配信している「やさ市議会」。
2020年10月11日配信回にて取り上げていただいたやさ市議会の議事録について、タイさん・佐伯さんから許可をいただきましたので、ここに公開します。
やさ市議会の中で行っている企画、「やさ恋」が始まってから、2020年10月11日配信回までの議事録です。
ちなみに私の職業は検事ではなくて編集です。
やさ市民の方々にご活用いただければ幸いです。


※作成途中なのでこれからも更新するかもしれません(しないかもしれません)。
※全ての記録は私の主観と記憶に基づくことをご了承下さい。
アーカイブがあるものについてはリンクを貼っていますが、ないものは残らなかった回です。
※キンボシ西田さんがいらっしゃった日が正確ではない可能性があります。
※敬称略です。

 

20210420追記:
 2021/4/8ライブ配信のお笑いバックストーク・『やさしいズ』編 にて佐伯さんが失恋されたお話をされていらっしゃいましたので、議事録に追加し、この議事録は更新を終了します。
該当の配信については、ページ下部にyoutubeリンクを貼りました。
 

 

 

20200620 #4

ゲスト:キンボシ有宗、キンボシ西田
・みんなコロナで家にこもっているため、新しい出来事がない
・この大配信時代に、他の芸人の配信で佐伯の話題が出ない
・「仲良くしてください」とスパチャが入る
・ゲストの人選(佐伯が決めている)に攻めがないとゲストの有宗から指摘
・タイの舌は子ども(辛い物が食べられない、毎日チョコパンを食べている→本人は否定)
・有宗「タイの方が佐伯に対して愛がある」(⇔佐伯はタイに愛がない)
・キンボシは2人でタップダンスを習っていた→やさしいズも習い事を2人で習ったらどう?
・人見知りの佐伯は人脈を増やした方がよい
・タイはNSCの卒業成績がよかった人たち(選抜)への嫉妬で駆け上がって、やさしいズは無限大の選ばれし者になった
・最初にやさしいズかましたネタは「鹿」
【デリ佐伯 #0】
・佐伯が自粛期間にやっているインスタライブの話
・インスタライブでコラボをしている人(お客さん)に自身の恋愛についてダメ出しされている
・コラボの方(お客さん)「ファンの方って駄目なんですよね?じゃあスタッフさんはどうですか?」→佐伯「むずかしいですね」→ コラボの方(お客さん) 「じゃあどうやって出会うんですか!」
・キンボシ、タイからなぜファンと付き合うのがむずかしいのか質問
・タイ「もったいないよな」
・西田「怖いんでしょ?」
・有宗「お見合い企画やってみたら?話すだけ」「週1異性とごはんに行くのはどう?」
・佐伯ビビる
・佐伯の最低条件は「モラルのある人」(傘を持つときに振り回したりしないような人)
・配信日は一粒万倍日(=何かを始めるのによい日)→佐伯「やってみよう!」
・会った時のお金は割り勘=フェアな状態になるため
・写真付き身分証明書を見せられる20歳以上の女性を募集
・企画名は「デリ佐伯」
・ファミレスのロゴが佐伯のTwitterに流れてきたら、食事に行ったというサイン


20200627 #5

ゲスト:そいつどいつ市川、キンボシ有宗
【デリ佐伯 #1】
・佐伯が女性に慣れていないので、前回の配信で一緒に食事に行ってくれる方を募集する
・応募者Aさんと当日の午後、高田馬場サイゼリヤへ行った報告
・猫好きでもないのに「かわいいから」という理由で、猫のTシャツを新しく買って着て行ったことをタイとゲストにいじられる(以後の配信でもこの「猫T」は度々いじられることに)
・Aさんとは普通に食事をし、60分ほどで解散
・Aさんは配信に声のみ出演し、佐伯の態度で気になったことを報告
・反省点:集合時間のギリギリに高田馬場駅へ到着したこと
・反省点:食後に「デザート食べます?」と声をかけなかった など
・まだまだ慣れが必要とのことで、次回はカフェデートをしてくれる方を募集


20200704 #6

ゲスト:TEAM BANANA山田
【デリ佐伯 #2】
・佐伯と触れ合う候補には、前回の4倍の応募があった
・応募者が多すぎて心苦しく、抽選で決める(紙に名前を書いて目をつぶって指をさす)
・応募者Bさんと配信前日に中目黒のカフェへ
・佐伯は前回の反省を踏まえ、1時間前に駅に到着し、お店へのルート等を確認したとのこと
・会話が弾み、店員さんへのフォローもうまくいき、Bさんから褒められる
・Bさんから反省点の報告をするときは、佐伯は退室させられる
・女性側からの反省点:Bさんは学生で年齢差があったため、「(自分は)おじさんだからなぁ」と言われるのが辛かった
アーカイブが残らなかった理由:山田「アーカイブを残さず佐伯に何がよくなかったのか延々と考えさせることが、佐伯の成長につながる」
・24時間アーカイブは残ったが、山田からの指摘のため、佐伯はアーカイブ見るのを禁止
・コロナ感染者数が再び増えてきたため、直接会うのを避け、次回からzoomでのふれあいに移行


20200711 #7

youtu.be

ゲスト:男性ブランコ浦井
(後から参加:キンボシ西田)
・市長「もっと見てくれる人を増やして10万人くらいにして、「やさ国(やさこく)」を作りたい」
・タイ、明日のトークライブ(幕張)で佐伯のゴシップ(やば!という話)を話す宣言
美味しんぼクイズ
・浦井、羊を数えながら登場し、タイを寝かせる
【デリ佐伯 #3】
・応募が2通しか来なかった
・佐伯の考える反省点:名前を呼ばなかった
・佐伯の考える反省点:LINEでやりとりをするときに、知っているキャラクターのスタンプを使ってくれたが、その話題をしなかった
・佐伯の考える反省点:食事中に汗とかの話をしない方がよかった
・応募者Cさんとリモートごはん
・パスタしばりで作って食べる
・佐伯→ナポリタン、Cさん→しらすと大葉の冷製パスタ
・通話繋がってすぐ「いただきます」だった
・共通の話題として幕張あるあるを言って、自己紹介はしなかった
・佐伯はご飯を食べるのがすごく早かった(リモートごはんは相手の食べているものが画面から見えないため、ペース配分が難しい)
・浦井「会話中にしかけたことないの?」→佐伯「むずい…」
・女性側からの反省点:女性側から話題になるようなことを振っているのに、拾ってくれない。「そうなんですねー」で終わる
・女性側からの反省点:下に履いているズボンが寝巻きみたいなのが立った時に見えた。いくらzoomとは言え、身だしなみには気を使ってほしい
・女性側からのよかったところ:対ファンとして話しているかと思っていたが、普通に話せてよかった
・点数は65点
・西田「あんなにやさしい擁護してくれる人が65点だからね」
・佐伯「わかる。あの間とあのスピードの65点は30点」


20200718 #8

www.youtube.com

ゲスト:ランパンプス寺内
(後から参加:キンボシ西田・レインボージャンボ)
【デリ佐伯 #4】
・応募者Dさんとzoom映画観賞会①
・選んだ映画は「アバウト・タイム」
・反省点:会話がすべて「むずかしいっすね」で終わる→以後「むずかしいっすね」禁止に


20200725 #9

www.youtube.com

ゲスト:ジェラードンかみちぃ

DJKOO寄席の話
【デリ佐伯 #5】
・応募者Eさんとzoom映画観賞会②
・選んだ映画は「宇宙人ポール
・反省点:特になし


20200801 #10

www.youtube.com

ゲスト:オズワルド畠中
(後から参加:キンボシ西田)
半沢直樹の話
・課金しないと見れないが、今からでも再放送をするので、それを見よう!
【やさ恋 #6】
・今回から佐伯恋愛企画のコーナータイトルが「やさ恋」に決定
・応募者Fさんと作るところから始めるzoom食事会
・反省点:恋愛の話をしすぎた


20200808 #11

ゲスト:バビロン千葉
(後から参加:キンボシ西田、ランパンプス寺内)
【やさ恋 #7】
・応募者Gさんとリモートショッピングでセットアップを購入
・一通りやさ恋の報告が終わったあと、佐伯が「前に会った子の中で気になる人がいるんだけど、どうしたらいい?」と言い出す
・千葉「恋までソーシャルディスタンスしてほしくない」
・コメント欄で参加していたランパンプス寺内もzoomに参加し、「気になる子」にLINEを送ることに
・この日は配信後にやさしいズがテレビに出演予定だったので、その放送前までに終了する予定だったが終わらなかった
・LINEで「今起きてますか?」の一文を送るのに、「今」にするか「いま」にするか、今のあとに「、」はいるかなどで1時間ほど悩む
・佐伯「今すぐ送るのはむずかしいから、あさって送っていい?」→なんでLINEを送るのにそんなに時間がかかるんだと全員から突っ込まれる
・なんとか送って返信を待つことになり、この日は終了(新しいデート相手の募集はなし)


20200815 #12

www.youtube.com

ゲスト:TEAM BANANA藤本
(後から参加:キンボシ西田、ランパンプス寺内)
【やさ恋 #8】
・お相手の呼び方、「ティファニーちゃん」に決まる
・「気になる子」と来週食事の約束をした報告


20200822 #13

ゲスト:レインボージャン
(後から参加:キンボシ西田)
(チャットで参加:ティファニーちゃん)
・24時からと予告があったが、直前に23:15~に変更
・有楽町乗り換えがむずい
・今年はキングオブコント準々決勝で落ちたので、タイは来年に向けて気持ちの切り替えが早くできそう
・以前男性ブランコ平井がジャンボに準決勝で落ちて悔しいと熱く言っていた
・滑狼で佐伯が大体すぐに死ぬ
【やさ恋 #9】
ティファニーちゃんと下北沢で食事をした
・zoomチャットでティファニーちゃんから食事会の報告をもらう(タイが読み上げる形で会話)
ティファニーちゃんはとても気を使える人で、タイ「やさしいズティファニーちゃんを入れてトリオでやるか!」


20200829 #14

ゲスト:TEAM BANANA山田
(後から参加:キンボシ西田)
【やさ恋 #10】
・水族館デートの約束をしたと報告
・やっちゃいけないことをしそうで不安なのでいろいろ質問したいため、今回TEAM BANANA山田を呼んだ
・西田「キンボシでネタ合わせしていたら、そこに佐伯が割り込んできて『一言だけいい?めちゃくちゃ楽しい』と言ってきた」
・佐伯は、ティファニーちゃんの個人情報について忘れないようにメモしているとのこと(メモするくだりはティファニーちゃんに見せていて、キモがられてもいない)
・それでも全員からそれは気持ち悪いと指摘される→佐伯、すんなり受け入れる
・タイ「コンビでこれキモイよって指摘するじゃん?それが刺さってなかったってこと?」
・佐伯絶句。「言葉が出なくなりました」
・佐伯からの議題「…手ってどうやってつなぐんですか????」
・西田「佐伯の場合、先に宣言しちゃってもいいかもね。『今日はしたいことがある。手を繋ぎたいと思っているので、そわそわしていたらごめん』」→山田「西田の意見で初めていいと思った!」
・この回以後、勃起のことは「EDWIN」と呼ぶことに


20200905 #15

ゲスト:アイロンヘッド辻井
(後から参加:キンボシ西田、ランパンプス寺内)
【やさ恋 #11】
・水族館デートに行った報告(しながわ水族館
・デート開始直後に「言うことがあるんだけど…」とティファニーちゃんに言うと、「手、つなぐの?」と言われ、そのままずっとつないでいた
・いわゆる「恋人つなぎ」
しながわ水族館を2-3時間見たあと、カフェに行き、お茶をする
・日が暮れたので、東京タワーへ
・東京タワー展望台で夜景を見ながら告白。「好きです、付き合ってください」→ティファニーちゃんの返答「いいよ」
・西田、泊まりで前説の仕事だったため配信中は帰途についていてほとんど参加できず。帰り道で途中下車し、東京タワーの映像を送ってくる
・お互いマスクをしていたため、夜景を見ながらキスはできなかった
・新婚の辻井から2人の間だけでわかる「ノリ」をたくさん作った方がよいとアドバイス


20200912 #16

ゲスト:キンボシ有宗
(後から参加:キンボシ西田)
(チャットで参加:ティファニーちゃん)
【やさ恋 #12】
・カラオケデートに行ったことおよびのろけの報告
・先週の辻井のアドバイスを踏まえ、4つノリをつくった
・佐伯、カラオケで「Pretender」を歌ったことを反省(歌詞:グッバイ 君の運命のヒトは僕じゃない)
・今までの感触についてzoomチャットにティファニーちゃんに聞く
アーカイブ決議は佐伯を除く、タイ、有宗、西田、ティファニーちゃんで実施→アーカイブ残らず


20200919 #17

www.youtube.com

ゲスト:うるとらブギーズ佐々木
・佐伯が6連休あった話→佐伯「何にもない。正直デートはした」(現在連休中)
・佐々木「もったいぶっている感じがむかつく。正直嫉妬もある」
・佐伯の話が長いことについて、先生(佐々木)とアシスタント(タイ)でミニコントでいじる
・佐々木「結論を先に言え」
・佐伯「結論を先に言うのも不安」
・タイの童貞AB3理論
・ヨージ登場
・怖いことをみんなで言う
・ヨージ「芦田愛菜ちゃんのことが最近好き」
・佐々木「靴屋でエアジョーダンを見ていたが買えなかった」
・佐伯「 自分のことをそういうタイプだとは思っていなかったが、恋人に対して『フーフーして』ってデレデレするタイプであることを自覚した」
・佐々木「彼女が3年くらいいないが、選ばなきゃできると思っている」
・ヨージ「俺は心の中の東京に住んでるぜ」→退場
【やさ恋 #13】
・タイ「彼女ができたところがゴールではない。佐伯が付き合ったのでもうやさ恋の企画は終わらせていいですとDMが来た。童貞を捨てずに別れる、捨てて別れる、捨てて結婚、捨てずに結婚…とルートが聖剣伝説くらい無限にあるのでもっと楽しまないとダメ」
・月島もんじゃデートの報告
・結論:その日、口と口でチューをした
もんじゃ焼きを食べたあと、雨の月島の街を歩き、公園まで移動
・公園に行くのに迷い、道路工事現場を迂回する(道に迷う)
・佐伯が詳細まですべて話そうとするので話が長すぎて、タイが寝そうになる
・佐々木「佐伯は今自分の中の話を全部話したい状態になってる」
・佐伯「俺だって今付き合ってる彼女との話をするのは嫌です。でも感謝があるんで話している」
・雨の街灯の下、ファーストキスをしたことを手で例えて報告


20200928 #18

ゲスト:うるとらブギーズ佐々木
・先週土曜日はキングオブコントのため、配信をせず、月曜日24時からの配信
・当日20時にやさしいズのinfoアカウント・やさしいメモ。が「このツイートを最後にツイートを終了します」と宣言
・ニューヨークのinfoも同日に終了
・同日にヒガシ逢ウサカの解散が発表になったため、やさしいメモ。・ニューヨークinfoはヒガシ逢ウサカが運営していた疑惑が浮上
・やさしいメモ。には大変お世話になっていたので、2人で感謝をする
・今後のやさしいズのinfoはどうなるのか?→タイはネタを書いているため、コンビの仕事をしていない佐伯が引き継ぐ流れに
・佐伯、配信中にやさしいメモ。に引き継ぎ希望のリプライを送る
・佐伯、新やさしいズinfoをやさしいズ非公式で運営することになる
【やさ恋 #14】
ティファニーちゃんとは同日に「佐伯が芸人であるため、どのラインまで話していいか」の打ち合わせを兼ねて食事に行ったとのこと
・その際、下北沢のガストで2人でパフェを食べていたら、ダイタクの2人に見つかり、写真をnoteに載せられる
アーカイブが残らなかった理由:佐々木「このTシャツを着ているのが恥ずくなったから」(佐々木がせっかくキングオブコントFinalist Tシャツを着ていたのに、KOCの話をほとんどしなかった)


20201003 #19

ゲスト:ランパンプス寺内
・リプライを送ってから5日が過ぎたが、やさしいメモ。から返信はなかったため、佐伯が中の人をする新やさしいズinfoはやさしいメモ。を引き継ぐ形ではなく、新しくアカウントを立ち上げることに決定
・アカウント名について、「やさしいinfoさん」などの候補の中から「やさしいメモ。2」に決まる
【やさ恋 #15】
・「やさ恋」のコーナータイトルはいつもタイが言っていたが、今回は佐伯
・佐伯「準備がある」と言い、一旦画面から退場。額に「漢」と書いて再登場
・額に「漢」は、以前寺内がゲストの回に童貞を卒業したときのサインとして指定したもの
・タイ、そのサインに気づかず、忘れていた
・おめでたいムードになるも、卒業してから今日の報告まで約20日経っていたことが判明
・タイ、佐伯から報告・相談などがなかったことにショックを受ける
・佐伯は芸人以外の知り合い1人には報告をしていた
・佐伯、根掘り葉掘り聞かれることや、卒業をタイに隠していたことをタイと寺内から責められ、キレる
・佐伯(初体験について)「頭がおかしくなりそう」
・お相手がチョココロネだった可能性もあるとのことで終了


20201011 #20

ゲスト:キンボシ有宗
(あとから参加:キンボシ西田、サンシャイン坂田・のぶきよ(セロリチャンネル後に合流・無限大の楽屋から)、ランパンプス寺内)
(佐伯と通話:ニューヨークのニューラジオ配信中のニューヨーク嶋佐・屋敷)
・日曜21時~配信
・タイのところに議事録が届いた。今日は裁判をします
・やさしいメモ。2問題
 ・アイコン・ヘッダーの写真
 ・bioをどうするか→近しいinfoアカウントを見て参考にする
 ・佐伯「自分のツイートは適当でいいやと思うけど、infoのツイートは確認に時間がかかる」
 ・タイ、ツイートしてやさしいズのロゴをやさしいメモ。2に渡す
 ・佐伯「こんなこと続けてたらいつかinfoに食われる」
・やさしいメモ。2、配信中にフォロワーが110人に
【やさ恋 #16】
・やさ恋#0、20日間問題の振り返り
・佐伯「見てくれている人に感謝しているのと同じくらいタイには感謝している。同列」
・卒業直後に佐伯からタイへ謎LINE「生ガキ初めて食べたんだけど、生ガキであたったことある?」
・さかた校長がずっと校長
・タイ「なんでお笑いやってない友達に先言うんだよ、お笑いやってる相方が隣にいるだろ!」→佐伯「タイってこんなにめんどくさいやつだっけ?」→総スカン
・コメントが一揆化。タイ「みんな、1回落ち着いて。冷静に佐伯を殺して行こ?」
・有宗「彼女に了解を取るまで言えなかった、じゃなくて彼女に『タイにだけは言わせてくれ』って言ってほしかったな」
・タイ「(毎日コンビでしているグループLINEに)『したよ』って3文字が来さえすればよかった」
・今回の参加者の中で佐伯の親友(心友)(=一番話しやすい)のは西田⇔一番言いにくいのはタイ(でもタイは涙腺を5歳の時にちぎっているので泣かない)
・のぶきよ「言うべきではあった。だけどもうしょうがない」
・タイ「俺はいつでも心のちんちん出すよ」(佐伯はここちんを出していない)→坂田「俺はここちん出すよ(見えないように本当に脱ぐ)」
・同時刻配信中のニューヨークのニューラジオで佐伯の話題との報告。佐伯から屋敷に電話する
・ニューヨークに聞かれ、「最後の最後までいっていない」、「9/20の6連休中に2回目もしている」などやさ市議会では話していない知らない情報がボロボロ出てくる。「余罪がえぐい」
・佐伯、言わないでいたことをすべて言う機会を与えられる。秘密にしていた申し訳なさがあるとのことで白状。初めての場所について新ネタに例えながら詳細を報告。長いので「今何合目?」と聞かれる
・無限大ホール公式チャンネルよりコメント「そろそろ無限大ホール閉めますが、サンシャインさんも出られますか?」→サンシャイン退出
・佐伯「市長、本当に最初に伝えずすみませんでした」。今後本当に果てたら、「果てた」と連絡する約束をする
・決議3:4でアーカイブ残らず。→23:45~24:00までの15分だけ残る

 

 

20210408(『やさしいズ』編 お笑いバックストーク

・佐伯から失恋報告。泣く。

www.youtube.com

 

タイタンライブエピグラフ まとめ(最終更新20240210)

爆笑問題率いるお笑い事務所「タイタン」が2か月に一度、銀座の時事通信ホールで主催するタイタンライブ。現在は全国の映画館でも「タイタンシネマライブ」として見ることができます。

私が初めて行ったお笑いライブもタイタンライブでした。もう通い始めて10年になります。最近はずっと映画館で見ています。…え、10年??

20周年の記念ライブにも、100回記念のライブにも行ってとにかく大好きなんですけれど、その中でも芸人さんの紹介として出番の前に小説の一節を流すエピグラフの演出が大好きで、ずっとメモして集めていました。この演出は太田さんが発案し、初期には自ら内容の選定まで関わっていたそうですが、現在エピグラフを決めているのは作家さんだそうです。

それで、4年前に画像としてまとめたり、その後追加をまとめたりしたのですが、

 

よく見ると画像も順番が間違っていたり、誤字があったりしてあまり出来が良くないですし、テキストにして検索出来た方がいいんじゃないか、という意見もいただいたのでブログにまとめてみました。随時更新していきます。

ライブ中にメモって集めたものが大半なんですが、自分が集めだす前のものについては検索で収集したものもありますので、問題がありましたらお知らせください。自分がメモ仕損じていたものについて教えてくださったお友達ありがとうございます。

また、引用の間違いなどについてもご指摘いただけるとありがたいです。

ブログの一番下に現時点でエピグラフが不明な組をまとめました。そちらについても情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらお知らせくださると幸いです。

目次だけで膨大になってしまった…。はてなブログの使い方に慣れていないので、こういう見せ方の方がいいとかもあったら教えてください。

 

↑のTwitterにも書きましたが、個人的には、三四郎、アルコ&ピース、鬼ヶ島、ダチョウ倶楽部の他に、ラブレターズハリウッドザコシショウブッチャーブラザーズが好きです。全部好きなんですけど!

 

(20240210更新 掲載:158組)

※「タイタンライブ」「爆笑問題」を除き、50音順で掲載しています。(間違いがあるかも)

 【目次】

 

タイタンライブ

タイタンは太陽系でもっとも圧倒的な美観、
すなわち土星の環の比類ない眺めを誇っている。
その目もあやな三つの帯は四万マイルの幅があるのに、
カミソリの刃に毛の生えたほどの厚みしかない。


タイタンの妖女」‥‥カート・ヴォネガット

 

アイデンティティ

一般に非連続なものの連続への原理は同一である。それが弁証法的立場においては、さらに移行における媒介として、すなわち主体性の立場において、一段の力学性を帯びてくるのである。


「『見ること』の意味」‥‥中井正一

 

赤プル

しゃべりだすと油紙に火がついたように、べらべらと止め度もなく田舎訛の能弁が薄い唇を衝いて迸るのだった。

 

「仮装人物」‥‥徳田秋声

 

アキラ100%

私は裸でお前の心に転落する。

 

「恋の一杯売」‥‥吉行エイスケ

 

厚切りジェイソン

それを僕が知りたいわけは、かような機会に於てこそ、外国人の所謂、「日本的観方」という日本の姿を見なおして見たいそのためにだ。

 

「つまり詩は滅びる 」‥‥山之口獏

 

尼神インター

娘や!何にも聞こえはしませんよ、
…… お休み、それあおまへの妄想ですよ!


「ヂェラルド・ド・ネルヴァル」‥‥中原中也

 

アルコ&ピース

けれども自分は演じて来ました。
しかも、それが、かなりの成功を収めたのです。
それほどの曲者が、他郷に出て、万が一にも演じ損ねるなどという事は無いわけでした。


人間失格」‥‥太宰治

 

アンガールズ

この水墨の薄明の中に、或は泣き、或は笑ふ、愛すべき異類異形である。


支那の画」‥‥芥川龍之介

 

アンジャッシュ

すべては偶然からうまれ、すべては運命ににがんじがらめにされた空気から生まれた。


「上海ベイビー」‥‥衛慧

 

アンバランス

私の頭脳はどうかしている。
自分は幻影を見ているのだ。さもなければ狂気したのだ。
私自身の宇宙が、意識のバランスを失って崩壊したのだ。


猫町」‥‥萩原朔太郎

 

Yes!アキト

「はい」
「陽ちゃんがいらしたから紅茶入れて頂戴」
「はい」


「明るい海浜」‥‥宮本百合子

 

インスタントジョンソン

一瞬、黒雲が月を覆い、三人は漆黒の闇に包まれた。


「エラリー・クィーンの冒険 」‥‥エラリー・クィーン

 

森の小鳥たちは、一斉に奇妙な歌をうたいはじめました。
ラプンツェルは泣きながらも、その歌を小耳にはさみ、ふっと素張らしい霊感に打たれました。 


「ろまん燈籠」‥‥ 太宰治

 

インディアンス

『よくお出でになりましたね。』と、男は笑いながら挨拶した。
かれは三十ぐらいの、体格の逞ましい、元気のよさそうな男であった。


「麻畑の一夜」‥‥岡本綺堂

 

ヴィンテージ

彼の陽気さは、はたから苦情の云いようないほど天真であった。
彼は、確かに三鞭酒の機嫌で声をかけた。


「伸子」‥‥宮本百合

 

ウエストランド

電車や自動車の雑音はさっきから彼等の会話を妨げてゐた。
痩せて神経質な男の方は目をいらいらさせながら訳のわからぬ吐息や微笑を洩らしてゐた。
体格の逞しい柔和な男も相手に和して時々笑ひを洩らすのであった。


「椅子と電車」‥‥原民喜


怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。


善悪の彼岸」‥‥フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

 

うしろシティ

彼が二人からうけた印象は、色も匂いもまるでちがったものではあったが、それは彼にとって、決して調和しがたいものではなかった。


次郎物語」‥‥下村湖人

 

ウーマンラッシュアワー

そのセカセカした早口なしゃべり方を聞きながら、確かに、これは(声こそ違え)私の記憶の何処かにある癖だ、と思い、しきりに、その誰であったかを思い出そうとしていた。


「虎狩」‥‥中島敦

 

Aマッソ

発案が一つ一つ、奇想天外で、奇絶怪絶で、
もう間違いなく会員達を喜ばせるのでした。


「覆面の舞踏者」‥‥江戸川乱歩

 

エルシャラカーニ

皆さん、どうぞ、ちよいとお降りを願ひます、陽気の加減かまたまた車が脱れました。
こんなに長閑な天気の日だと、車掌はこんな冗談などをいつたりするのであつた。


「陽に酔つた風景」‥‥牧野信一

 

エレキコミック

眼の凹んだ・口の突出た・黒い顔は、ごく偶に笑うとひどく滑稽な愛嬌に富んだものに見える。
こんな剽軽な顔付の男に悪企など出来そうもないという印象を与える。


「牛人」‥‥中島敦

 

俺は髪のことはとやかく言わないよ。
黄色いほうが人生楽しいなら、それでいいよ。
俺は髪では苦労してるんだよ。
パーマかけてんだろうとか、染めてんだろうとか。全部、生まれつきなんだよ。
今でも言われるんだぜ、三輪クン、その髪どうにかならないのかって。
ほっといてくれって感じだろ?
 

「一瞬の風になれ」‥‥佐藤多佳子

 

エレファントジョン

おかあさんだぬきは、ぼうやがとうかぞえられないのを、ちゃんとしっていました。
けれどぼうやが目をとじたまま、がってんがってんをしたのですばやくばけようとしました。


「ひよりげた」‥‥新美南吉

 

おぎやはぎ

「ありがとう、友よ。」
二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから嬉し泣きにおいおい声を放って泣いた。

 

走れメロス」‥‥太宰治

 

オジンオズボーン

こんなくだらないことはやめようと思いながらも、それがどうもやめられないのであった。


「廃宅」‥‥エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマン

 

鬼ヶ島

拍手するものは拍手せよ。
喝采するものは喝采せよ。
泣くものは泣け。
笑う者は笑え。


ドグラ・マグラ」‥‥夢野久作

 

鬼越トマホーク

「それ喧嘩だ」
「浪人組同志だ」
「あぶないあぶない、逃げろ逃げろ」


「二人町奴」‥‥国枝史郎

 

おぼん・こぼん

ちえッ、喧嘩なんか珍しくもねえ、喧嘩なら俺ァ毎晩やってらァ、昨夜も権六の野郎と喧嘩して向う脛蹴っとばしてやった


「森野石松」‥‥山中貞雄

 

お見送り芸人しんいち

幸いわたしには、食堂係の若者でフィリップという仲好しがいた。
これは熱烈な詩の愛好者で、またギターの名人だ。

 

「はつ恋」‥‥ツルゲーネフ

 

オリエンタルラジオ

一緒に遊んでゐるうちに、葉藏のその変りかたをすべて頭のよさであると独断してしまった。

 

道化の華」‥‥太宰治

 

かが屋

そして女も私も双方とも、この場合のように気まずい思いをするのは、これでもう何度目ぐらいか。


「如何なる星の下に」‥‥高見順

 

片岡鶴太郎

故娑婆の悦びもこれでおしまいかと思えば興奮のあまり、昨夜敵娼の頬をメロンだメロンだと叫んでかぶりついたのであるが、女はこういう天外な芸術家を理解しようとはせずにびっくりして飛び出したのである。


「天馬」‥‥金史良

 

金谷ヒデユキ

ロデリゴが来るのを待っていると、まもなく、羽かざりのある帽子をかぶり、赤い外套を着て、ギターをもったロデリゴが来て、塔の下でやさしく小夜曲をうたいました。


若草物語」‥‥ オルコット ルイーザ・メイ

 

充血した顔の色、無理に開いた眼、ひっつれた唇、
そうして痙攣してふるえながらも、猛獣のような男の両腕にからみついたその二つの手!


「黄昏の告白」‥‥ 浜尾四郎

 

カミナリ

叩く手は乱暴よ。
人生をひらくんですもの。
でもケダモノの手じゃないわ、立派な手よ。
人間の立派な手


「握った手」‥‥坂口安吾

 

かもめんたる

不意に人間のおそろしい正体を、怒りに依って暴露する様子を見て、自分はいつも髪の逆立つほどの戦慄を覚え、この本性もまた人間の生きて行く資格の一つなのかも知れないと思えば、ほとんど自分に絶望を感じるのでした。


人間失格」‥‥太宰治

 

ガールズナイト

今夜はトテモ愉快で嬉しくってならない。
さあ、アンちゃん。もう一つお酌をして下さいよ。


「影」‥‥岡本綺堂

 

神田伯山(神田松之丞)

どこかこの世ならぬ超然として尊貴の風姿である。
その精神も肉体も、最も世俗的な野望にとりつかれていたこの男が、その外貌において、全く正反対のものを示し得たのは、彼が常にそれを意識的に習練し、後天的にカリスマ的性格を完成し得ていたからであろう。


「慶安太平記」‥‥南篠範夫

 

キャイ~ン

「元気で、夜遊びまでしていますぜ。
何しろ、壺の底のような白骨とちがって、高山へ出ると、ずっと天地が広いですからね」
「そうかい、二人は仲がいいかい」


大菩薩峠 弁信の巻」‥‥中里介山

 

キュウ

ゆったりと構えて、青年は壮語するのである。

 

支那の狸汁」‥‥佐藤垢石

 

キングオブコメディ

お前はいったい何をしているのか。
喜劇をやっているのか、それとも悲劇をやっているのか。
デタラメなのか、本気な拍手しているのか、嘲罵しているのか。


「塵」‥‥夢野久作

 

金の国

国主大名のような豪い人でもこの黄金の前には眼が眩むんだよ、
花のような美しい別嬪さんでも黄金を見れば降参するんだよ。
どんな者でも、この黄金の前へ出れば顔色が変るんだから、なんと大したものじゃねえか


大菩薩峠」‥‥中里介山

 

空気階段

神様から、こゝへ生れて出ろと、云はれたのだから、「仕方がねえや」と、覚悟をしたが、その時から、貧乏には慣れてゐる。


「わが落魄の記」‥‥直木三十五

 

くらげピザ

倖い私のはいった学校は自由を校風としていた。
授業のはじめと終りに鳴る鐘は自由の鐘とよばれていて、その学校のシンボルであった。


「髪」‥‥織田作之助

 

ぐりんぴーす

緑の蛙と黄色の蛙が、はたけのまんなかでばったりゆきあいました。
「やあ、きみは黄色だね。きたない色だ。」
と緑の蛙がいいました。
「きみは緑だね。きみはじぶんを美しいと思っているのかね。」
と黄色の蛙がいいました。
こんなふうに話しあっていると、よいことは起こりません。
二ひきの蛙はとうとうけんかをはじめました。


「二ひきの蛙」‥‥新美南吉

 

グリーンマンション

あなたはわたくしの相談相手になって下さらないわけには参りますまい。
わたくし自身に分からない事までも、あなたにはお分かりになりましょう。


「田舎」‥‥マルセル・プレヴォ

 

古坂大魔王

襲撃の準備はいつも一定の緩慢さをもってなされ、次に電光石火の突撃が始められる。

 

 

コント赤信号

「止まれッ!」
歩哨の声は彼の耳に入らなかった。
「止まれッ!」
やはり彼は何事か考えてながら歩いていた。


武装する市街」‥‥黒島伝治

 

紺野ぶるま

「貴女のような美人が、どうしてそんなことをしているのです」
女は淋しそうに笑った。

「柳毅伝」‥‥田中貢太郎

 

サイクロンZ

戸は半開きになっていて、なかから音楽が、いかにもやさしく、いかにもあまくうつくしく、ほれぼれと引きこまれるような音にきこえていました。
これこそまったく魔法のようなわざでした。

「影」‥‥アンデルセン

 

THE GEESE

筋途立ったことはすべて陳腐であって、道理に随わず、論理を無視し、不条理な飛躍を重ねることが、現代の半ば麻痺した精神の嗜好に適するのである。


「憑きもの」‥‥豊島与志雄

 

さすらいラビー

私はそっと、下目を使ってそれを眺めると、なんと、それは人間なのです。
身長六インチもない小人が、弓矢を手にして、私の顎のところに立っているのです。


ガリバー旅行記」‥‥ジョナサン・スゥイフト

 

360°モンキーズ

かれはものまねが上手でなにごとについても器用であった。
それからかれはハイカラなはやりうたをうたった。
「ぼくらにゃわからない」とチビ公はいった、
実際見るもの聞くものごとにかれは旧友達よりはるかにおくれたことに気がついた。


「ああ玉杯に花うけて」‥‥佐藤紅緑

 

ザ・マミィ

子供は、自分のお母さんを絶対のものとして、信じています。


「お母さんは僕達の太陽」‥‥小川未明

 

さらば青春の光

どうぞわたくしにあの時の欲望、あの時の深い、そして多くの苦痛を伴っている幸福、あの時の憎の力や愛の力を、耗らさずに返して下さい。
わたくしの青春をわたくしに返して下さい。


ファウスト」‥‥ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

 

三四郎

前歯が一枚抜けているせいか、早口になると彼の言葉はひどく湿り気を帯びた。
「…………」 私は言うべきことがなかった。
すると、もう男はまるで喧嘩腰になった。


「秋深き」‥‥織田作之助

 

サンドウィッチマン

エナジェイズは、勝つために気力体力をふりしぼった。
一インチの距離をかせぐために必死で脚を伸ばした。
闘志と体力を極限まで発揮した。
一歩、一歩、わずかずつ差をつめて先頭に迫った。


「重賞」‥‥ディック・フランシス


カッサンドラは灰がかりたる金髪。
リザは黄いろき薔薇の蕾を黒髪にかざしている。
どことなく壮き男のようなる処あること、恰もジヤニイノに処女処女したる処あるに似ている。


チチアンの死」‥‥ホーフマンスタール

 

ジグザグジギー

こんなわけで、僕はすっかりふりまわされて、恥をかくやら、大失態を演ずるやら、今思い出しても腋の下から冷汗が出てくるよ


「暗号数字」‥‥海野十三

 

シソンヌ

私はふんと笑ひたくなります、何でもいゝ、二人を知つてるのは二人ですはね。
二人ぢやない、二人はほんとに独りなんですものね。私はほんとに嬉しいのです。

 
「獄中の女より男に」‥‥原田皐月

 

シティホテル3号室

「来年は、いちばん上まで、のぼる」
レイモンドは約束を果たした。いくつも重なり合うラウンドのひとつひとつを、彼は無事に勝ち抜いた。


「波乗りの島」‥‥片岡義男

 

しびれグラムサム

踏み鳴らす足音が畳を伝つてびりびりと頭に響いた。


盂蘭盆」‥‥北條民雄

 

霜降り明星

そはユダの姿、額は嵐の空よりも黒み、眼は焔よりも輝きつつ、王者の如く振舞ひしが故なり。


「LOS CAPRICHOS」‥‥芥川龍之介

 

瞬間メタル

「殴るぞ」 「思いっきりか」
「ああ、おもいきりだ」 「どうしてだ」
「強い男にするためだよ」


「獅子の門」‥‥夢枕獏


そんならどこが男の秀れた偉さかと聞かれると、一寸説明がしにくいのですが、結局いろんな点から云つて男は大きくて力があります。
つまり生命力が男は女とちがつた意味で豊富だと思ひます。


「男心」‥‥岡本かの子 

 

純烈

風呂場が人間に与える微妙な影響の中で面白いのは、多くの人が歌を唱いたくなる事である。


「電車と風呂」‥‥寺田寅彦

 

新宿カウボーイ

不断調子のよい時は、よく駄洒落などを言って人を笑わせた。
緊りのない肉づきのいい体、輪廓の素直さと品位とを闕いている、どこか崩れたような顔にも、心を惹きつけられるようなところがあった。


「黴」‥‥徳田秋声

 

ストレッチーズ

このトロッコを押しているのは、二人とも若い男だった。
良平は彼等を見た時から、何だか親しみ易いような気がした。


「トロッコ」‥‥芥川龍之介

 

スピードワゴン

その手紙には甘い恋の言葉がところどころにあった。


田舎教師」‥‥田山花袋

 

スマイリーキクチ

なんと言っても「憎悪する」ことは処世的才能のひとつである。


侏儒の言葉 」‥‥芥川龍之介

 

ぜんじろう

はるばると海を越えて、この島に着いたときの私の憂愁を思い給え。
夜なのか昼なのか、島は深い霧に包まれて眠っていた。
私は眼をしばたたいて、島の全貌を見すかそうと努めたのである。


「猿ヶ島」‥‥太宰治

 

ダイアン

掛け合い話の馬鹿々々しさに、お静はお勝手へ逃げ込んで、腹を抱えて笑いを殺して居ます。
いいあんばいに雷鳴も遠退いて、ブチまけるような雨だけが、未練がましく町の屋並を掃いて去るのでした。


銭形平次捕物控 夕立の女」‥‥野村胡堂

 

タイムマシーン3号

飽くまで機嫌の好い、飽くまで元気に充ちた、そうして飽くまで楽天的に肥え太ったその顔が、瞬間のお延をとっさに刺戟した。


「明暗」‥‥夏目漱石

 

ダイヤモンド

その暗闇のある一点に、見つづけていた蝿が小さく金剛石のように光っていた。


「星座」‥‥有島武郎

 

ダウ90000

得体の知れない大勢の男女が、変な稽古をやっている。
これが彼には面白かった。


「あさひの鎧」‥‥国枝史郎

 

タカマッチ

それも一つには、あたりが極端な静けさを保っているために、ほんのわずかな物音も物珍らしいリズムをさえ伴って聞かれるのである。


「癩」‥‥島木健作

 

ダチョウ倶楽部

これ、押すな、押すな。……押すな、と申すに

「顎十郎捕物帳」‥‥久生十蘭

 

立川梅春

この天才は、自由であることが必要であったのだろう。


「新史・太閤記」‥‥司馬遼太郎

 

ダニエルズ

おまえらの望みは叶ったぞ。
おまえらは、わしの心に勝ったのだ。
信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。
どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。
どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。


走れメロス」‥‥太宰治

 

ダーリンハニー

私は電車に乗ると異状な興奮を感ずる。
人の首がずらりと前に並んで居るからである。
人間移動展覧会と戯れに此を称えてよく此事を友達に話す。
近代が人に与えてくれた特別な機会である。


「人の首」‥‥高村光太郎

 

ダンシング☆谷村

しばらくして彼は気付いた。
そして、ダンサーと一言二言語り合いながら舞台近くへ踊りながら近づいて来た。


「華々しき瞬間」‥‥久坂葉子

 

チャイム

妻は真赤になり、彼の服をつかんだ。
「やめてよ、へんなこというもんじゃないの。バカねえ」
「バカじゃないよ」
「バカよ、あなたは。狂人だわ」


「予感」‥‥山川方夫

 

チョコレートプラネット

まだ発想されたことのない神秘、そんなものが混つてゐるのかもしれない。
そして、それらが一斉に地表に噴きだすとき、この世は一たいどうなるのだらうか。
 
「心願の国」‥‥原民喜

 

XXCLUB

父は私が最高学府の教育を終ると、少くない資産を残して没した。──こういえば話は平凡である。

 
「ある完全犯罪人の手記」‥‥酒井嘉七

 

つぶやきシロー

彼はいつも、口を閉じ、頬をふくらし、唇をふるわして、つぶやくような単調な音をもらしていた。
幾時間たっても彼はあきなかった。


ジャン・クリストフ」‥‥ロマン・ローラン


「信じられない……」青年はつぶやき、ひたいに手を当てた。
なんということだ。またも変なのが出現した。


「おみそれ社会」‥‥星新一

 

テツandトモ

何だか妙な気がした。
一体どういうわけなのかさっぱりわからない。
 
「ジェニィ」‥‥ポール・ギャリコ

 

天竺鼠

モリヨリヨーン、モリヨリヨーン……とアジャラ声を張り上げ、
そのあと何が何だか為体のわからないことを歌い出すと、
それに合わせて一方は目を剥き、烈しく手を振り、足を蹴り上げ、
世にも奇妙奇天烈な恰好の乱舞をはじめる。

 

「寄席行灯」‥‥正岡容

 

東京03

恥ずかしさが極点に達すると勝治はいつも狂ったみたいに怒るのである。
怒られる相手は、きまって節子だ。
風の如くアトリエを飛び出し、ちくしょうめ!ちくしょうめ!を連発しながら節子を捜し廻り、茶の間で見つけて滅茶苦茶にぶん殴った。


「花火」‥‥太宰治


「おもしろい人物ですよ」と、ヨーハンは行った。
「これから三人でうんと愉快なことができますよ」


「雪の中の三人男」‥‥エーリヒ・ケストナー

 

東京ダイナマイト

そのハチロウという子は助かったわけだね。で、今は?」
「あいつかね。あいつは、時々いま重慶へ飛んでゆくよ。
そして、爆薬のはいったおそろしいウンコを置いてゆく。
まったく、ニューギニアといい『太平洋漏水孔』といい、よく方々へウンコを置いてゆく奴さ」


「『太平洋漏水孔』漂流記 」‥‥小栗虫太郎

 

東京ホテイソン

大袈裟な言ひかたをすれば、これは人間の生き抜く努力に対しての、純粋な声援である。


富嶽百景」‥‥ 太宰治

 

トップリード

幼馴染の二人は、昔にかえって、これから山の昇り口にある林の中へ分け入って甲虫を捕ろうという相談をし、いまブラブラ野道を歩いているところだった。
そこへこの妙な話題が、とびこんできたのだった。


「地球盗難」‥‥海野十三

 

どぶろっく

今は、空は、りんごのいい匂いで一杯です。
西の空に消え残った銀色のお月様が吐いたのです。
ふと野原の向うから大きな声で歌うのが聞えます。

 

「双子の星」‥‥宮沢賢治

 

トム・ブラウン

おお、君等の力をかせ また、我等の頭をつかえ。
そして一つの我に合体して人間の本然をとりかえし縛いましめの糾を断ちて凡ゆる人を解放し、新しい人を創造し新しい世界を描き出そうじゃないか。


「プロバガンダ」‥‥加藤一夫

 

友近

作中の登場人物は構想などにはお構いなく、作者の心配面を尻眼にかけ、己れの欲するままに変幻自在に行動をする。


「魔都」‥‥久生十蘭

 

鳥居みゆき

「聞こえません」と、相手は言った。
「誰かが私の姿を見ることがあっても、誰もわたしの声を聞くことは出来ません。
わたしの声は、わたしが話しかけている人だけに聞こえるので、ほかの人には聞こえません」


「幽霊の移転」‥‥フランシス・リチャード・ストックトン

 

トレンディエンジェル

僅かに射し込んだ日の光りで、狭い、室の中が見えたが、畳の上には、女の抜髪が一握程落ちていた……。


「抜髪」 ‥‥ 小川未明

 

とろサーモン

ぼくの左側に出てきて、正面を向いたまま、暴走の坊やみたいに、これを聞けと言わぬばかりの空吹かしをやる。
そして、追い抜いていった。


「彼のオートバイ、彼女の島」 ‥‥ 片岡義男

 

ナイチンゲールダンス

踊っていないダンサーはまるで魅力がない。
女優は舞台で見ている時が一番いいのだ。


「夜の構図」 ‥‥ 織田作之助

 

ナイツ

髪結の世話をしてもらったり、湯屋へつれていってもらったり、寄席へ引っ張られて行ったりなどした。
「何にも知らないものですから、ちと何かを教えてやってください。」


「爛」‥‥徳田秋声

 

長井秀和

口の中でブツブツと呟くようにしか物を言わず、その呟きもこっちの訊ねることと何の関係もないことをああ言い又こう言い自分自身の思いつめたことだけをそれも至極漠然と要約して断片的に言い綴っている。


「白痴」‥‥坂口安吾

 

永井佑一郎

私の心意も肉体も一のリズムに乗って、そのリズムが、或は紆余曲折しながら、或は飛躍しながら、進んで行く。
然しそれには、何かの伴奏か、反響か、手応えが、ある筈である。


「幻覚記」‥‥豊島与志雄

 

中川家

「クンツかな。」
「ちがうわい。」
「では、ハインツね。」
「ちがうわい。」


「ルンペルシュチルツヒェン」 ‥‥グリム兄弟

 

永野

彼はその運動に身を托しながら云い知れぬ不気味な快感をさえ味わった。


「掠奪せられたる男」‥‥豊島与志雄

 

流れ星☆

空にある星を一つ欲しいと思いませんか?思わない?
そんなら、君と話をしない。
屋根の上で、竹竿を振り廻す男がいる。
みんなゲラゲラ笑ってそれを眺めている。

 
「ピエロ伝道者」‥‥坂口安吾

 

ふだんよりはるかに多数の星が眼につくものだから、自分のいる相対的位置を知るまでに、一分もかかってしまった。
星はちかちか瞬くのではなく、黒天鵞絨の布の上におかれたダイヤモンドのようなので、その恍惚たる明るさに幻惑されて、星座の位置が確認しにくいのだった。


「発狂した宇宙」‥‥ フレドリック・ブラウン

 

納言

破天荒とも言うべき表現の直接性は決して様式伝習の間から生れているのではなく、却って様式破綻から溢出る技術と精神気魄との作ったものである。


「美の日本的源泉」‥‥高村光太郎

 

なすなかにし

従兄弟とはいえ、情においては、兄弟よりも深いものがあった。
三十余年後の今とても。


新書太閤記」‥‥吉川英治

 

南海キャンディーズ

どいてください!
その手をはなして!
わたしあなたが……だい嫌いです!
さあ決闘!


「熊」‥‥チェーホフ

 

西川きよし

一杯山盛にするより、ちょっとずつ二杯にする方が沢山はいってるように見えるやろ、そこをうまいこと考えよったのや


夫婦善哉」‥‥織田作之助

 

錦鯉

「ふむ、ほんな、健はもう馬鹿になってもえいなあ。」
 お母さんは向きなおって、健に膝をよせた。
「ん、馬鹿になってもえい。」
「そうか、ほんな健は馬鹿じゃ、今ま半べのような馬鹿になる。それでも、えいなあ。」 「ん、えい。」


「大根の葉」‥‥壺井栄

 

日本エレキテル連合

二人は奇妙な癖が生じて、冗談につけ真面目につけ、稍ともすれば、どぎつい調子の声色で芝居の科白をつかつて言葉を交へるのが常習であるかの如きであつた。


「武者窓日記」‥‥牧野信一


小夜子とは年齢と出身校以外、立場もものの見方も持っているものもいないものも何もかも違った。
正直、葵にとって、小夜子の言う「家庭」も「子ども」も「保育園」も記号のように遠く思えた。
けれど自分たちは、おんなじ丘をあがっているような気がしてならなかった。


対岸の彼女」‥‥角田光代

 

ネコニスズ

甘えん坊の文六ちゃんは、それでも、いつも親切な義則君だけは、こちらへ来てくれるだろうと思って、うしろをむきむき、水車のかげになってゆきました。


「狐」‥‥新美南吉

 

脳みそ夫

だから、彼女ルミを操縦するには、私が、頭の中で「立て」と思えば立ち「右手を挙げ」と思えば、右手を挙げるのです。
私は、命令を口に出す必要はない、ただ、頭の中で、命令を考えればいいのです。


「脳波操縦士」‥‥蘭 郁二郎

 

Hi-Hi 

「平太郎。口から出まかせをいうと、反っておめえの、お咎めが重くなるぜ」
伝七は鋭くきめつけた。


黒門町伝七捕物帳」‥‥邦枝完二

 

バイきんぐ

私の望みはこの内の世界の完全な王者になることだつた。
その世界をみつめ、整理し、統べることだつた。


「母たち」‥‥神西清

 

博多華丸・大吉

博多は夜の町である。
夕焼けの空の色と雲の色がこの上もなく美しい。
すべての建物も人の言葉も人の姿も、一つの柔かなリズムの中に律動してゐる。


「八月の霧島」‥‥吉田絃二郎

 

X-GUN

二人来やがった。
例の御説教だ集まれてんで、三号の倉庫に狼が羊の檻の中に逐い込まれた様だった。 


「かんかん虫」 ‥‥有島武郎

 

「お腹が痛いときには、たとえ小さなお腹だろうが大きなお腹だろうが、とにかく―」
「きみのは大きなお腹だね」
「君たちが笑いたいだけ笑ったら、この集会もたぶんうまく続けられるさ」

 

「蠅の王」‥‥ウィリアム・ゴールディング

 

パックンマックン

アメリカ人は日本人よりも、しんから笑う、ということをよりよく知っているといわれる。
さまざまの社会的矛盾があるにもせよ、民主的社会としての伝統をもち、市民の権利の実感に立って、自分たちの社会の失敗も成功も批判してゆく自信をもつ民衆は、罪のない大笑いを好む。


「政治と作家の現実」‥‥宮本百合子

 

あとになって振り返れば、奇妙な戦争のはじまりかただったと思えるだろう。

 

「日米開戦」‥‥トム・クランジー

 

ハナコ

三人でその遊びをしたあと、家へ帰る前に美しい作品を一つ土中にうめておきそのまま帰ることもあった。


「花をうめる」‥‥新美南吉

 

パーパー

しかしこの人の硬い心は彼の弱い心を傷つけずにそれに触れることが出来なかったのだ。


「聖家族」‥‥堀辰雄

 

パペットマペット

わたしの姿は見えないはずだ。


「まだ人間じゃない」‥‥フィリップ・K・ディック


そいつも然し行つてしまつた。
で、自分もまた歩き出さうと思つて一足踏む時、まだ何だか後ろの方で人が呟くやうだと気が付いた。


「市街を散歩する人の心持ち」‥‥木下杢太郞

 

ハマカーン

今だからお話いたしますが、祖父江の殿様のやり口というものは、それは、それはひどいものでござりました。
猟場とはいえ、人の住む村を、たんにおのが遊びの庭とのみ心得て
――法外先生っ! 千浪さま! 言わしていただきます。
かの祖父江出羽守は、きゃつ、人間ではござりませぬぞ。


鬼畜!――人外でござる!


「煩悩秘文書」‥‥林不忘

 

パーマ大佐

冬の夜寒も物の数ならず、何事も楽しくかつ悲しく、悲しくかつ楽し、自ら詩作り、自ら歌い、自ら泣きて楽しめり。


「星」‥‥国木田独歩

 

ハライチ

さうした伝へが村々に伝へられて居る中に、色々に変化して行つた。
旅の疲れで死んだとも言ふ。
村の創立後遥かの後の事実で、村の大家のある代の主人に拾はれて、
其家に今の様な富みを与へて後、棄てられたとも言うてゐる。


「山のことぶれ」‥‥折口信夫

 

ハリウッドザコシショウ

いや、どうもちっと大袈裟だ。


「開扉一妖帖」‥‥泉鏡花

 

春とヒコーキ

「内藤君、きみは悪いことをしたことがあるかい?」
「はあ?」
「優等生だから、ないんだろう。なければわからない」


「苦心の学友」‥‥佐々木邦

 

パンクブーブー

四谷区の大木戸からビールの空き瓶を汐留駅まで運んでゆく途中、九時半頃桜田門のところまで来ますと、車に故障がおきたと見えて動かなくなりましたので、車から降りてしらべていました。


「鉄の規律」‥‥平林初之輔

 

ヒコロヒー

「まあそんなことは、どうでもいいさ。酒でも飲まない?」
ホワイト・ホースをコップの水にわったのを、彼女は一杯だけうまそうに飲んだ。


「女客一週間」‥‥豊島与志雄

 

冷やし中華はじめました

ぼくはひたすら、夏への扉を探していたのである。


夏への扉」‥‥ロバート ・A・ハインライン

 

ひらおか族

私共は似すぎた双生児だったのですもの、仮令僅でも違っていたのは、さすがに指紋です。


「双生児」‥‥江戸川乱歩

 

ピンクの電話

タアラントが不機嫌な様子でのろのろと来た時に、その確信を得た。
女の声ではあるが、高いかなりやかましい、他の声が戯談じょうだんまじりで話していた。


「金の十字架の呪い」‥‥ギルバート・ケイス・チェスタートン

 

ファイヤーサンダー

二人のからだが空気の中にはいってからは雷のように鳴り赤い火花がパチパチあがり見ていてさえめまいがする位でした。

 

双子の星」‥‥宮沢賢治

 

風藤松原

「可哀そうなことをしたね、……しかもこれは伝染系統がはっきりしないんだから気味が悪いよ」
 村田は、夜ふけの冷気に、寒そうにオーバーの襟を立てながら、そう呟いた。


「やだね」


「睡魔」‥‥蘭郁二郎

 

ブッチャーブラザーズ

兄弟よ、御身たちの健康を祈る。


「日記」‥‥ 知里幸恵

 

BOOMER

紀久八は舞台で気狂いになったが――あたしは舞台で死ねれば本望だ。
なあに、小芝居だって見世物小屋だって、お客さまはみんな眼玉をもってらっしゃる。
どんな人が見てくださってるかわかりゃしない。


「市川九女八」‥‥長谷川時雨

 

ばかいうな!
まったく、ちかごろの流行ときたら、なんでも言葉で説明したがる!
これでもかと念入りにな!
ちょっとばかりギャグだと!ばかばかしい!

 

「クワッド」‥‥ サミュエル・ベケット*1

 

BOOMER&プリンプリン

家に帰ると、おせっかいな人間が四人、
遠慮会釈もなくあたりをつつきまわしていた。
全員男。紺、赤、オレンジのバックパック


「不屈」‥‥ディック・フランシス


どろぼうどもを追っぱらうには、どうすればいいかと、四人組の動物は、相談をはじめましたが、やがていいくふうがみつかりました。


ブレーメンの町楽隊」‥‥グリム兄弟

 

プリンプリン

どろぼうどもを追っぱらうには、どうすればいいかと、四人組の動物は、相談をはじめましたが、やがていいくふうがみつかりました。


ブレーメンの町楽隊」‥‥グリム兄弟

 

平成ノブシコブシ

動機といっても、べつに大した動機ではない。
ただ、「何かこう人をあっといわすような、意想外の、破天荒なことをしてみたい」という単純な思いつきに過ぎなかったのだ。


「夜光虫」‥‥織田作之助

 

ぺこぱ

庄平「変な主義ですが、つまり見合いした相手の心を傷つけたくない……」


「四つの都」‥‥織田作之助

 

ペンギンズ

「気をつけて行って貰いたいものだ」
 年輩の男は、舎弟を見るようなやさしさをこめてそう云った。


石狩川」‥‥本庄陸男

 

マシンガンズ

社会に対し、政府に対し、同胞に対しまた家族に対してあらゆる種類の不平不満をいだいている人は、この原始的楽器を原始的の努力をもってたたきつけるのである。


「田園雑感」‥‥寺田寅彦


暴れ回る馬のような銃身を懸命にデスクのほうへ向ける。
電話機が、インターホンが、メモ台が、卓上ライターが、砕け、宙に舞った。

 

セーラー服と機関銃」‥‥赤川次郎

 

街裏ぴんく

私はとうとう、本当の事をさえ、嘘みたいに語るようになってしまった。
ささ濁り。けれども、君を欺かない。
底まで澄んでいなくても、私はきょうも、嘘みたいな、まことの話を君に語ろう。


「善蔵を思う」‥‥太宰治

 

松尾アトム前派出所

その篠原の主人になる男は非常に鉄砲が上手で、農業の片手間には何時も山から山を渉って獣を狩っている。


「蛇怨」‥‥田中貢太郎

 

松村邦洋

ある朝、グレゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一匹の巨大な毒虫に変ってしまっているのに気づいた。


「変身」‥‥フランツ・カフカ

 

まとばゆう

芸術家の向上心と善い意味での激励の言とは別として、ピアノの鍵盤を叩くものが皆な音楽家らしい音楽家でなくてはならず、パレットを握るものが皆な画家らしい画家でなくてはならぬと思うものがあるならば、それは誤りである。


「偶言」‥‥津田左右吉

 

まんじゅう大帝国

僕は白状する。
あの妙な男の話したことは、僕をまるっきり混乱させてしまったのである。


「幻滅」‥‥トーマス・マン

 

三浦マイルド

「五月蠅え野郎だナ。寝ねえか!」
眼の大きい与太者がドス声でどやしつけている。
「ねます! ねますッ。僕ァ……口惜しいです。僕ァ……ウ、ウ、ウ……」


「刻々」‥‥宮本百合子

 

ミキ

兄弟よ 今こそ一斉に起つときだ
必ず手を決して離すものか
俺達は斃れるまで 俺達は最後まで


「夜明の集会」‥‥波立一

 

宮地大介

昨夜もラジオを聞いていると、街の探訪放送で、脳病院から精神病患者との一問一答が聞えて来た。
そして、終りに精神科の医者の記者に云うには、
「まア、こんな患者は、今は珍らしいことではありません。人間が十人集れば、一人ぐらいは、狂人が混じっていると思っても、宜しいでしょう。」


「微笑」‥‥横光利一

 

ミヤシタガク

青白い顔の係官は淡々とした表情でただ機械的に職務を果たしていった。


「緋のエチュード」‥‥コナン・ドイル

 

宮下草薙

「虚実の証拠」「遺伝」等の価値については世評半ばしていたようであるが、私は、ネガティブの一票を投じる。


「探偵小説壇の諸傾向」‥‥平林初之輔

 

メイプル超合金

僕は白状する。
あの妙な男の話したことは、僕をまるっきり混乱させてしまったのである。


「幻滅」‥‥トーマス・マン

 

モグライダー

余は天然を酷愛す。


「寫生斷片」‥‥長塚節

 

ゆにばーす

そうはいかねえんだ。おいらの馬術は、何流にもねえ流儀なんだからね。
――ほらよ、くろ、くろ! おとなしくしているんだよ。
名人が乗るんだから、ヒンヒンはねちゃいけねえぜ


右門捕物帖 死人ぶろ」‥‥ 佐々木味津三

 

ゆりありく

人間が年をとって後にだんだん猿の子供に似て来るとする。
すると、もしかしたら、猿の方が人間よりも高等だということになりはしないか。


「猿の顔」‥‥寺田寅彦

 

ラバーガール

それを語るにも淡々として、短い言葉で、
「……顔の皮が、アゴの所まで綺麗にむけてしまっていたわ。ペロッと」
そんなふうに言うが、感情はこもらない。


「肌の匂い」‥‥三好十郎

 

ラブレターズ

「われらに成ることならばのう。」と、兼好はやはり笑っていた。
「どのようなむずかしい事でござるかな。」
「いえ、お前さまにはいと易いこと、文を書いてくださりませ。」
「文を書け、どのような文を書くのじゃ。」


「恋文でござりまする。」


「小坂部姫」‥‥岡本綺堂

 

ランジャタイ

蘭奢待の芳香、四隣あたりを払うて、水を打ったような人垣の間を、しずりもずりと来かかる折から、よろよろと前にのめり出た銀之丞、千六の二人の姿に眼を止めた満月は、思わずハッと立佇まった。


「名娼満月」‥‥夢野久作*2

 

ルシファー吉岡

すべての「官能的なもの」は、決して私の詩のモチーヴでない。
それは主音の上にかかる倚音である。
もしくは裝飾音である。
私は感覺に醉ひ得る人間でない。


「青猫」‥‥萩原朔太郎

 

ロッチ

急にしょげてしまったぼくが片隅でひとりダンスを拝見していると、いつの間にかぼくの横に、油もつけていないバサバサの長髪を無造作に掻きあげた、血色の悪い小男の青年がやって来て立っていました。


オリンポスの果実」‥‥田中英光

 

ロバート

三人は、むきあって立って、じぶんのへそをあらためてながめたり、ひとのへそを観察したり、じぶんたちのざまのおかしさにクスクスわらったりした。


「川」‥‥新美南吉

 

我が家

「この馬車にお乗んなすった以上は、わたしに任せたものとして、安心しなければなりません」
「ええ途方もない。どうして安心がなるものか」
 
「義血侠血」‥‥泉鏡花

 

わらふぢなるお

その不気味な男が、前に「にッたり」と笑ったきり、何時までも顔の様子をかえず、にッたりを木彫にしたような者に「にッたり」と対っていられて、憎悪も憤怒も次第に裏崩れして了った。


「雪たたき」‥‥幸田露伴

 

爆笑問題

では、「タイタンで会おう」と、
そのにやにや笑いがいった。
やがて、それも消えていった。


タイタンの妖女」‥‥カート・ヴォネガット

 

 

 

■不明な方々

情報をお持ちの方は、コメントかDMいただけるとうれしいです。

 

■更新記録

20200720_さんのうたまよさんから情報をいただき、インスタントジョンソンX-GUN、宮地大介を追記しました

20200720_TAITAN LiVE 100th anniversary(2012.10.26-27)で配布されたパンフレットの「全100回出演者リスト」よりエピグラフが不明の組を追記しました

20200723_エレキコミック佐藤多佳子「一瞬の風になれ」を追記しました

20200724_テツandトモX-GUNを追記しました

20200727_流れ星、パックンマックン、BOOMERを追記しました

20200808_冷やし中華はじめましたを追記しました

20200812_鳥居みゆきを追記しました

20200829_キャイ~ンを追記しました

20201002_天竺鼠を追記しました

20201211_おぎやはぎを追記しました

20210416_どぶろっくを追記しました

20210613_錦鯉を追記しました

20210827_サイクロンZを追記し、神田松之丞を神田伯山と改めました

20210921_古坂大魔王を追記しました

20211008_永井佑一郎、ぺこぱを追記しました

20211210_Yes!アキト、パーマ大佐を追記しました

20220211_スピードワゴン、プリンプリンを追記しました

20220415_お見送り芸人しんいちとろサーモンを追記しました

20220610_Aマッソ、ダンシング☆谷村を追記しました

20220826_ストレッチーズ、ダウ90000を追記しました

20221014_鎌、金の国を追記しました

20221209_しびれグラムサム、ヒコロヒーを追記しました

20230210_モグライダーを追記しました

20230421_ぐりんぴーすを追記しました

20230609_ザ・マミィを追記し、流れ星を流れ星☆と改めました

20230824_ガールズナイト、チャイム、ナイチンゲールダンス街裏ぴんくを追記しました

20231013_ダイヤモンドを追記しました

20231208_西川きよしファイヤーサンダーを追記しました

20240210_ひらおか族、ランジャタイを追記しました

*1:正しくは、ベケット「カタストロフィ」(ベケット戯曲全集3 高橋康也訳 (1986)p.289)からの引用ですが、タイタンライブ のエピグラフの表記に則り、同「クワッド」からの引用として紹介します。

*2:※スクリーンでは、有島武郎と記載

20200612_爆笑問題withタイタンシネマライブ#65

2020年6月12日(金)。タイタンシネマライブに行った。
前回4月のタイタンライブは中止になっていて、私の最後のライブ(観劇)は3月21日の玉田企画「今が、オールタイムベスト」だったから、約3か月ぶりに見るライブである。
今回は、事前のチケット販売はなく、TOHOシネマズの当日券のみ。発売時間の0時キッカリにホームページにアクセスする。
普段タイタンシネマライブが開催されるスクリーンの倍の規模の会場だったけど、1席飛ばしでしか客を入れないと事前にアナウンスされていたから、お客さんの数は変わらない。
普段から札止めになる会場である。チケットを取れる気がしなかった。
こういういわゆる「激戦」のチケット取りだってよく考えたら4か月はしていない。マウスを持つ手が緊張で震えていた。
が、あっけなく普通に買えたのだった。焦ってしまって、なぜかど真ん中の席だった。


19:30。仕事の関係でギリギリの到着。映画館のロビーで体温を測ってから入ったので、本当にギリギリの到着。オープニングが始まっていた。
5月のセーブポイント2020年5月のセーブポイント - スイッチオフ)でも書いたけど、久しぶりのライブでも別に感慨にも浸らず泣くわけもなかった。
目の前のスクリーンで繰り広げられるライブを見るだけ。
光代社長が言うには、出演者全員抗体検査をやったそうで、みんな普通にネタをやっている。漫才もコントもピンネタもいつも通り。
口が回らなくなってる人とかいるのかな、ってちょっと思ったけど、脳みそ夫さんがセリフを飛ばしたくらいだった。脳さんがタイタンライブでトチるのはよくあることなので、別に気にならない。
ただ、ミヤシタガクさんがタイタンを辞めてしまったので、いないのがさみしかった。
ライブが始まった当初はもはやソーシャルディスタンスに慣れ切った身としては、その距離感に違和感があったけれど、
だんだんと元通りの距離感に慣れて行って、やっぱり普段通りの漫才・コントっていいなぁって。
それが抗体検査の結果に基づいたかりそめのものだとしても。
だから、全員に検査をした光代社長の判断は英断だし、もっと抗体にしろ、PCRにしろ、検査がお手軽なものになればいいのにと思う。
制限のあるお笑いは見たくないので。
キュウ、日本エレキテル連合ウエストランドのネタが好きだった。


今回はなにより、コント赤信号を見れたのがよかった。
ネタは「暴走族のマジックショー」。ネタタイトルの文字を見ると「ゲームセンターみたいな靴屋」並みに訳がわからない。
エンディングトーク爆笑問題から「営業ネタ」と散々いじられていたけれど、リーダーはもとより、石井さんも小宮さんもスクリーン越しでも声が出ているのがわかる。
小宮さんお元気そうで。あのTシャツだけで2人が「暴走族」なのがもうおもしろい。
永遠と終わらない「待たせたな!」から始まり、「イェイ!」のあとは「ワォ!」です。


いつものワチャワチャとした出演者全員が集まるエンディングはなく、25分も爆笑問題と渡辺リーダー、そして寄席から駆け付けた神田伯山先生4人でトーク
今日弟子志望が来たという伯山先生、初対面だというのにリーダーを「おはようクジラの人*1」「講談の感想が浅い」といじる。
それを受けてリーダーも言わなくていいことまで話しちゃう*2*3。結果、全員楽しそう。
見てるこちらもとにかく楽しい。「人徳」ってこういうことなんだな、って腹落ちした。
後輩にゴリゴリにいじられるほどに、リーダーってめっちゃくちゃ愛されている人なんだ。
リーダーって、ぶっちゃけ今回いじられていたように女の子が大好きだとか、ダメな部分もたくさんある人だけど、
私の中では今まで「人徳のある人=菩薩みたいな聖者みたいな人」ってイメージがあったから、こういう風にダメな部分もさらけ出せることも含むんだって、すごく衝撃だったし、言葉の意味が腹落ちした。
最後ポケットからコーラ出して5秒で飲んで、決めるところは決めるし。そりゃモテたはずだわ…

*1:おはようクジラ - Wikipedia

*2:オダギリジョー合コン来る来る詐欺

*3:はとバスのバスガイドさんに電話番号渡す

【最新】精読のスピードを上げる ーGoogle翻訳を利用した抜き書きの手法ー

以前よりGoogle翻訳のアプリを使って、読んでいる本をガシガシテキスト化して読書ノートをつけていたのですけれど、Google翻訳のアプリが新しくなって、日本語→日本語の翻訳が選択できなくなっちゃったので、新しく書き直します。

文章のコピーがちょっとだけ面倒になったけど、文字認識の精度がかなり上がったのでよかったと思う。

 

◾︎準備するもの
・テキスト化したい本(今回のサンプルテキストは、平野啓一郎『私とは何か 「個人」から「分人」へ』)

・アプリ〈google翻訳〉を入れたスマホ

◾︎あると便利
・オンラインのメモアプリ
・ネットにつながったパソコン

 

1.  翻訳する側(左側の言語)を「日本語」に設定する。翻訳結果の言語はなんでもいいです。

ここで翻訳結果の方も「日本語」に設定しようとすると、ビフォーアフターが入れ替わっちゃう。(この場合は、翻訳する側が「English」で、翻訳結果が「Japanese」に入れ替わるだけ)

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2. 「カメラ入力」をタップして、テキスト化したい部分の入ってるページを写真に撮る。

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3. テキスト化したい範囲を選択します。

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一筆書きで!一度指を離してしまうと、また2からやり直しになっちゃうので注意してください。

ページ全部の場合は画面下部の◻︎の部分をタップすると写真中の認識した文字全てが選択される。

 

4. 青い矢印をタップして翻訳する。

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下に英語訳が出てきてるけど、気にしない。

 

5.  この画面になるので、白い部分をタップして

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6.  そうするとこの画面になるので、テキスト全体は見渡せないけど、あとはコピーするなり切り取るなりしたら、テキストをどこかに貼り付けられます。

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7. 最初からまたやる場合は、右上の×をタップして、1. の画面に戻ります。

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そんな感じです。

前のバージョンのときは日本語→日本語翻訳ができて、文をコピーするのは簡単だったんだけど、縦書きの文章に弱くて、文章の前後が入れ替わったりしやすかったのが、新しいバージョンになったら長い文章をテキスト化しようとしてもあまりガチャガチャにならなくなったので(希にはする)、使いやすくなったかなぁと感じています。

 

わかんないことあったら、ツイッターにコメントくれたら教えますので。

この方法でいっぱい読書ノートつけながら本を読みましょう!

 

精読のスピードを上げる −Google翻訳を利用した抜き書きの手法−

20190205追記:

以前にGoogle翻訳を使って写真に撮った文章をテキスト化する方法をブログにまとめたのですけれど、アプリがバージョンアップしてやり方がちょっと変わったので、ブログを書き直しました。

【最新】精読のスピードを上げる ーGoogle翻訳を利用した抜き書きの手法ー - https://t.co/Nzcu3KTVXN

 

こんにちは。
先日、友人と読書ノートの話題になり、私の抜き書き・引用の多い読書ノートのつけ方が随分特殊らしく、友人も感心してくれたのですが、せっかく会った時に全然説明できなかったので調子に乗ってブログにまとめます。

テキストの写った写真をLINEに送るとテキストに変換してくれる「文字起こしくん」が話題になったとき、使おうと思ったらサーバーがダウンしてなかなか使えず、っていうか1週間経っても全然使えず、そのときに試行錯誤してこのやり方を生み出しました。
今は文字起こしくんのバズも収まって、使えると思うんですが。
でも、写真1枚分ぜんぶテキスト化してくれる文字起こしくんよりも任意の範囲を指定してテキスト化できるし、サーバーダウンもないし、こっちの方が便利な気もして、私はこの方法でばかり抜き書きメモを作成しています。


◾︎準備するもの
・テキスト化したい本(今回のサンプルテキストは、いま読んでいる岡本太郎の「今日の芸術」)

・アプリ〈google翻訳〉を入れたスマホ

◾︎あると便利
・オンラインのメモアプリ
・ネットにつながったパソコン

 

1. google翻訳の設定を「日本語→日本語」の翻訳にする。

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多分、英語の本の抜き書きを作るんだったら、「English→English」にすればいけるはず。多少の英語だったら、日本語設定のままでも認識します。


2. 「カメラ入力」をタップして、テキスト化したい部分の入ってるページを写真に撮る。

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3. 指でテキストをハイライト表示します。

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テキスト化したい範囲を選択します。

一筆書きで!一度指を離してしまうと、また2からやり直しになっちゃうので注意してください。

ページ全部の場合は画面下部の◻︎の部分をタップすると写真中の認識した文字全てが選択される。

 

4. 青い矢印をタップして…はい、翻訳!

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5. 1.の画面に戻ってテキスト化されてるので、青い部分をタップしてテキストをコピー。

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6. メモアプリなどにペースト。

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広い範囲を選んだ場合、とくに縦書きの場合は文章がガチャガチャになってる率(ほぼ間違わずテキスト化されているが、文章の順番が入れ替わっていたりしてめちゃくちゃになる)が高いので、パソコンでメモアプリを開いて体裁を整えると楽です。スマホでもできるけど、けっこう面倒くさい。これも混乱してたので修正。↓

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7. 体裁整えて完成!

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要するにGoogle翻訳の設定を「同言語→同言語」の翻訳にすると単純にテキストになるってだけです。
簡単にテキスト化できるからといって、全部文字起こししたら何だかんだに引っかかると思います。私的利用だったら問題ないのかなぁ?
テキスト化することによるメリットは、検索がめちゃくちゃ容易になることですが、EvernoteはUPした写真中の文字も拾って検索してくれるから意味があるようであんまりない気もする。でも私はいまだに無料プラン使ってるから容量下げられるのは大きいかもしれない*1


読書ノートをつけるときは、いいなーとか覚えておきたいなーって部分を、短文だったら音声入力で音読して、長文だったらこの方法でEvernoteに抜き書きしています。便利!
だけど、電車の中とか静かな場所で本を読むのがちょっとむずかしくなりました。まあ読み進めといて落ち着いたらノートつくるんですけど。
目次をさくさく保存できるようになったのは本当に助かりますね。文明の利器に感謝。

*1:有料プラン使え

20160117_ロロ いつ高シリーズvol.2「校舎、ナイトクルージング」

ロロ いつ高シリーズvol.2「校舎、ナイトクルージング」を横浜STスポットで観ました。
 
感想の前にすこし私の話をさせてください。
中1のころからラジオを聴いて育ちました。
毎日寝る前にMDに録音した深夜放送を聴くのが何よりのたのしみ。
いつの間にかナインティナインのANNは聴かなくなっていて、気づいたら完璧なJUNK派(今はまたどっちも聴く)。
ラジオネームは「でんき係」。たまーにメールは投稿するけれど、あんまり採用されることはない。
そして、半分不登校でした。
ここまでは「校舎、ナイトクルージング」の登場人物、「R.N.(逆)おとめ」とほぼ同じ。
ちがうのは私の通っていた学校は女子校で、(探せばいたのかもしれないけれど)まわりにAM放送を熱心に聴いてる人なんて皆無だったこと。
だいたい、ラジオを聴いてることを私は隠していたし。
でも(だから?)、「ラジオを聴くこと」は私の心の拠り所でした。
 
さて、「校舎、ナイトクルージング」。
舞台は深夜の教室、先述の「(逆)おとめ」がひとりなにかを探しているところから始まります。
彼女の唯一の趣味は、昼間の学校の音をあつめて毎晩校舎に忍び込んで聞くこと。
 
ラジオ好き、JUNK派、たまに投稿する、不登校
ここまで共通点がありながら、さいごまで私は(逆)おとめをうまく理解できませんでした。
むしろ共通点が多いからこそ、「私と一緒じゃない!」って思って、気恥ずかしくも失望したり。
 
だって高校生の私はラジオの声さえ聴けていればよかったから!
そのころ、私にとってラジオは世界でした。
でも、(逆)おとめちゃんにとっての世界は学校。
だから盗聴してまで学校の音を聞く。
不登校の彼女にとって、録音した学校の音を聞くことは、可能なかぎり現実に近づくことなんだと思います。
(逆)おとめちゃんはどうにかして世界を生きようとしている。えらい。
 
対して、ラジオを聴くのが生きがいだった私。
ラジオは現実から逃げる手段だった。だからずっと聴いていた。
私は現実の世界を軽んじていたからこそ不登校だったのかもしれません。
でも私にとって不登校なことはたまらなく罪悪感のあることで、だからラジオを聴いてまた現実から逃げる無限ループ。
(逆)おとめが将門くんから「名前は?」って聞かれてラジオネームを答えられるのが、本当に信じられなかったんです。
そこを知られたら、私だったら死んでしまう。
私にとって、ラジオを聴くことは最後の砦だし、ラジオパーソナリティの言葉と同級生の言葉の重みを一緒にはできない。
高校生の私は「校舎、ナイトクルージング」で描かれた世界よりもっともっとかたくなでした。
 
正直言うと、ただただうらやましかったんです。(逆)おとめが(いくら変態だとしても)工夫をこらして現実となんとか折り合って生きているのがうらやましかったし、不登校な自分を呪っていない(ように見えた)のが悔しかったし、現実とラジオという娯楽を同じ重さで見ていることがまぶしかったし、彼女の心に将門くんがするすると侵入していくのが妬ましかった。
ずっとずっとあの教室がうらやましかった。
ラジオを聴くことは私の砦だったけれど、私は逆にずっとその砦を守ることしかしてなくて、誰かが入ることをずっと拒否してきました。
そのころ私にとって世界の中心は私だったから、私だけに話しかけてくれる深夜のラジオが砦になっていたのだけれど、(逆)おとめちゃんにとっての世界は(逆)おとめちゃんだけがいるんではなくて、きちんと彼女の外にあるのでしょう。
私は純粋にその「世界の中心が自分ではない」という感覚をすごいと思うし、えらいと思う。今を生きる26歳の私よりずいぶん大人だな、って感心してしまいました。
つーか、「ラジオネーム:(逆)おとめ」って、すばらしいセンスだな!
 
「いいのいいの!ラジオって人それぞれの楽しみ方があるもんだし!そういうものだし!」
私も共学通ってみたかったよー!ちくしょー!